2011年 03月 05日
虫採りして疲れたわけじゃないんですよ。 |
朝に久留米の野田さんとQ大の有本さんと西鉄久留米駅で待ち合わせて某S山へ。高速を1時間、下道を2時間で標高約1400m、九州山地のど真ん中へ。原付で随分大変な思いをしていた場所にここまで簡単に着いてしまうとは。文明の力は凄まじい。山に入る途中で寄った「森のぱんや」というパン屋に寄る。買ったパンは登山口について山に入る前に食べたが、味付けの良さもさることながら生地がモチモチしていて美味しかった。特にカレーパンは中のカレーの肉がごろっとしていて最高。このあたりに良く来る虫屋さんにはおなじみのお店なのだそう。山に入ると見事なブナ帯。九州屈指の採集地なのだそうだ。 冬落葉樹林での採集のは林内が明るく、空も見えるため心がスカッとする。特に今回は晴天に恵まれ、日差しも暖かで予想していたよりもかなり快適に採集できた。
車を止めた場所からすぐそばの材を削るとすぐにツノクロツヤムシが出てきた。九州と四国の高標高地にしかいない国内唯一のクロツヤムシだ。 尾根伝いのブナには樹氷が付いていた。登山道を歩きながら良さ気な材を見つけながら探す。すぐに良さ気なタンナサワフタギの材が見つかり、鋸で切り分ける。朽木を割ってみるが、クロツヤムシがオニのように出て来る。最初は喜んでいたものの、どれだけ割ってもこれしか出てこないのでつい雑に鍬を振るってしまい、仲よく家族で暮らしているクロツヤムシの一家に何度か喰らわしてしまい手をを止めて我に帰った時に心がとても痛んだ(クロツヤムシは子育てをする)。堅いヒメオオの食痕が走る材やツヤハダがいそうな赤腐れの材など色んな材を割ったが、クロツヤムシはどこからでも出てくるといった印象だった。かなり材には手をつけてみたが、結局クロツヤムシしか出てこなかった。有本さんは執念でヒメオオと思しき幼虫を採集されていた。
15kg近くの土や材をヒイヒイ言いながら担いで山を下りた。
帰る途中、道の上に雪が大量に雪崩れていて車が進めず、ドロドロになりながら雪かきしたり木を車輪に噛ませてみたりしたけど、2時間近く立ち往生。幸い峠道だったため、峠を越えて逆に山を下り帰った。宮崎県側はキレイに除雪されていた。 問題の雪の山。行きは問題なく乗り越えれたのだけれど。。。
高速までの帰り道、冬尺が飛んでいた。見つける度に急いで車を降りて採ってみるとクロテンともう一種類、フユナミシャクの仲間のようだった。
北熊本ICでは野田さんに夕食をごちそうになってしまった。久留米駅から唐津の実家に帰る予定だったが、電車が無くなってしまっていたので再び大牟田の祖父母宅に帰った。
今回の場所はまた暖かくなってからまた訪れたい。ジューストラップや花掬いで面白いハチが採れるに違いない。
野田さんには今回何から何までお世話になりました。本当に素晴らしい体験が出来ました。ありがとうございます。きっかけを作って下さった有本さんにも感謝です。
車を止めた場所からすぐそばの材を削るとすぐにツノクロツヤムシが出てきた。九州と四国の高標高地にしかいない国内唯一のクロツヤムシだ。
15kg近くの土や材をヒイヒイ言いながら担いで山を下りた。
帰る途中、道の上に雪が大量に雪崩れていて車が進めず、ドロドロになりながら雪かきしたり木を車輪に噛ませてみたりしたけど、2時間近く立ち往生。幸い峠道だったため、峠を越えて逆に山を下り帰った。宮崎県側はキレイに除雪されていた。
高速までの帰り道、冬尺が飛んでいた。見つける度に急いで車を降りて採ってみるとクロテンともう一種類、フユナミシャクの仲間のようだった。
北熊本ICでは野田さんに夕食をごちそうになってしまった。久留米駅から唐津の実家に帰る予定だったが、電車が無くなってしまっていたので再び大牟田の祖父母宅に帰った。
今回の場所はまた暖かくなってからまた訪れたい。ジューストラップや花掬いで面白いハチが採れるに違いない。
野田さんには今回何から何までお世話になりました。本当に素晴らしい体験が出来ました。ありがとうございます。きっかけを作って下さった有本さんにも感謝です。
by benten22
| 2011-03-05 23:20