9月の10日、種子島に上陸した弁天氏。
今回の種子島での狙いはハンミョウとオオヒョウタンゴミムシ(とロケットと秒5)。
意気揚々とひたぎ号を運転して以前オオヒョウタンが採れたという場所に向かう。が、正確な場所が分からない。そこで電話をして場所の確認をし(失礼しました…)、やっとポイントと思しき場所へ。海岸沿いの道路の側溝に落ちているらしい。
今回はそのような偶然だけに頼るのは心もとないと感じ、側溝の見回りと同時にピットフォールトラップも同時に試してみることに。
炎天下の中ひたすらコップを埋めまくる。暑い…
その合間に溜まっていた側溝のゴミをどけてみると…
あれっ…
オオヒョウタンじゃん…
死骸だけれどもオオヒョウタン。やはりここに確実にいるということが分かり、俄然やる気が湧いてくる。
コップを埋め終わり、一旦キャンプ場に。今宵の宿を確保する。でもいくらなんでも一泊千円は高すぎだろ―!
そして夜、本番。
そうそう採れるものではないと思い、ある程度の覚悟をしてポイントへ。
教えてもらった側溝をライトで照らしてみて回る。紛らわしいゴミが多い。
ちんちろりん♪
そして200メートルほど進んだだろうか。ライトの灯りの中へ奴は突然姿を現した。
ぎゃー!!
でっかっ!
なんなんだこの圧倒的な存在感は!ニュータイプかっ!!ってそれは違うか…
ほどなくして次の個体を発見。こんなにあっさり見つかるとは…恐るべき!種子島!
トラップにも。この日は結局6個体ほどを採集。次の日も見回り、同じように同数の個体を採集できた。保険の意味で仕掛けたトラップだったが、どうやら夜間の側溝の見回りの方が効率が良いようだった。見回りだけで十分に採集できた。
このような大型の歩行性昆虫が生息できるのはかなり環境が保たれている証拠だろう。種子島の自然の素晴らしさを実感。