2010年 10月 09日
2010年夏採集記ベストセレクション ハンミョウ@種子島 |
ずいぶん昔の話になってしまったが、(最近ネタと気力がないので)書くことを放棄していた今年の夏休みの採集記をまとめて今年の夏を振り返ってみませう。
9月11日、ロケット打ち上げ当日。(それにしてもなんでこの日に打ち上げたかなぁ)
前日にオオヒョウタンを思いがけず多数採集してほくほくの弁天氏は、今回打ち上げを見学する南種子町の宇宙が丘公園に向かう途中、ある川の河口に寄り道した。なんでもここではヨドシロヘリハンミョウのグリーンタイプ(緑色型)がある程度高率で出現するのだという。また近くのビーチも合わせると種子島で記録のある海浜性ハンミョウ類が全てここで記録されているという素晴らしい場所である。取り合えずは本土で採りにくいと思われるヨドシロヘリを押さえたいので夕暮れの中ビーチを横ぎり、河口に向かう。 噂通りマングローブが生えていて良い感じ。適当に来たのにもかかわらず丁度良く干潮の時間であったので藪こぎして干潟の部分に降り立ち早速捜索開始。がむしゃらに歩いていたにもかかわらず10分もしないうちに小さな虫が足元から飛び立つ。降り立った地点を確認してそぉーっと近づきネットをパサッ!!上から伏せた網の中を見てみると…なにもいない…逃げられたようだ。後に残ったのは枠がどろどろになったネットだけ…残念。
そして網に付いた泥を払って立ちあがったその時、今度はすぐ近くを緑色の虫が飛び立ったのを弁天氏は見逃さなかった。こんどは脳内で先ほどのデータをフィードバックして着弾点を補正し網をパサッ!!やった!今度は入った。網の中で飛びまわっているのは間違いなくヨドシロヘリ! きれーだなぁ。しかし予想よりも小さい虫である。ピン甘なのは御愛嬌。
その後も夕闇が迫る中小さな中州を歩き回り何とか褐色型を採集。 その後もさらに数頭採集することができた。そこまで数が少ないというわけではなさそう。そこで今度は写真撮影に切り替えることに。折しも目の前に交尾中の個体を発見。しかも緑色型と褐色型のペア!!ハンミョウは交尾している時は近づいてもあまり逃げない(逃げられない)ので写真に採りやすい。 それにしても緑色型は茶色い干潟によく映える。よく天敵に襲われないものだ。
その後は日が暮れて薄暗くなる直前まで思う存分にハンミョウたちと戯れた弁天氏であった。
この場所には次の日も訪れ、写真を撮ったり干潟で追いかけっこするハンミョウたちをじーっと眺めたりした。そのときに気付いたのだが、彼らがいる場所には一見同じような場所であっても、集団で固まっているところとそうでないところがあるようだった。八月に採集しに行ったカワラハンミョウでも同じ傾向がみられ、広い砂丘の中にある程度の個体が集まっていることが多く、一個体見つけると必ず近くに複数個体みられることが多かった。複数いることによって異性との遭遇率を上げているのか、それとも何か別の重要な要因があるのだろうか、何とも不思議である。
9月11日、ロケット打ち上げ当日。(それにしてもなんでこの日に打ち上げたかなぁ)
前日にオオヒョウタンを思いがけず多数採集してほくほくの弁天氏は、今回打ち上げを見学する南種子町の宇宙が丘公園に向かう途中、ある川の河口に寄り道した。なんでもここではヨドシロヘリハンミョウのグリーンタイプ(緑色型)がある程度高率で出現するのだという。また近くのビーチも合わせると種子島で記録のある海浜性ハンミョウ類が全てここで記録されているという素晴らしい場所である。取り合えずは本土で採りにくいと思われるヨドシロヘリを押さえたいので夕暮れの中ビーチを横ぎり、河口に向かう。
そして網に付いた泥を払って立ちあがったその時、今度はすぐ近くを緑色の虫が飛び立ったのを弁天氏は見逃さなかった。こんどは脳内で先ほどのデータをフィードバックして着弾点を補正し網をパサッ!!やった!今度は入った。網の中で飛びまわっているのは間違いなくヨドシロヘリ!
その後も夕闇が迫る中小さな中州を歩き回り何とか褐色型を採集。
その後は日が暮れて薄暗くなる直前まで思う存分にハンミョウたちと戯れた弁天氏であった。
この場所には次の日も訪れ、写真を撮ったり干潟で追いかけっこするハンミョウたちをじーっと眺めたりした。そのときに気付いたのだが、彼らがいる場所には一見同じような場所であっても、集団で固まっているところとそうでないところがあるようだった。八月に採集しに行ったカワラハンミョウでも同じ傾向がみられ、広い砂丘の中にある程度の個体が集まっていることが多く、一個体見つけると必ず近くに複数個体みられることが多かった。複数いることによって異性との遭遇率を上げているのか、それとも何か別の重要な要因があるのだろうか、何とも不思議である。
by benten22
| 2010-10-09 20:51